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グロープラグ、スパークプラグ、インジェクターを簡単に交換

#ワークショップ

グロープラグ、スパークプラグ、インジェクターは、非常に高温で腐食作用のある環境に長時間置かれているので、 腐食や固着が生じます。そうなると、これらを交換する際に外しにくくなることがあります。 

インジェクター/グロープラグ・リムーバーは固着した部品を緩める際に役立ち、インジェクター/グロープラグ・グリースは腐食や固着を防ぐことで、取り付けや次回のメンテナンス作業を容易にします。

グロープラグ、スパークプラグ、インジェクターとは?

グロープラグはディーゼルエンジンに使用され、冷間始動時の有害物質やエンジンノイズを低減する役割があります。ガソリンエンジンのようにスパークプラグを搭載しないディーゼルエンジンでは、シリンダー内の高圧縮によって燃料と空気の混合気の点火が行われ、混合気が加熱されます。ただし温度が低いと、この圧縮だけでは混合物の着火に十分でないことがよくあります。ここでグロープラグの出番です。

  • 機能:グロープラグは、最大1000度まで電気的に加熱されることで熱を生成します。この追加的な熱により、燃焼室が予熱され、エンジンの始動が容易になります。

  • 位置:シリンダーヘッド内にあり、燃焼室内に突き出ていて、そこで混合気を適切に加熱します。

これに対し、スパークプラグはガソリンエンジンに使用され、シリンダー内の燃料と空気の混合気を電気スパークによって点火します。ディーゼルエンジンのような自己点火がないため、このプラグがなければ、シリンダー内の混合気は燃焼しません。

  • 機能:スパークプラグは点火火花を発生させ、これが燃焼室内の燃料と空気の混合気に点火して燃焼が開始します。

  • 位置: スパークプラグもシリンダーヘッドに取り付けられており、燃焼室内に突き出ています。これらは混合気に点火できるように配置されています。

ディーゼルおよびガソリンエンジンでは、インジェクターがシリンダーに燃料を正確に噴射する役目を負います。ディーゼルエンジンではディーゼル燃料を、ガソリンエンジンではガソリン燃料を燃焼室に噴射し、そこで燃料と空気の混合気がスパークプラグによって点火されます。 

  • 機能:燃料を正確に計量し、噴霧します。これにより、エンジンの燃焼効率とパフォーマンスが向上します。

  • 位置:これらもシリンダーヘッドに取り付けられており、燃料を燃焼室に直接噴射します。